もう7~8年に生るだろうか(もっとか?)、友人のリフォームの時その友人が
「知り合いの栄村のパン屋さんが古い木材を持っているからきっと安く売ってくれるよ」
って、話でそちらにお邪魔した折、そこのご主人さんが
「これは、古い土蔵の扉で、中々手に入らないものです。出るとこ出たら30万くらいの価値がありますよ、これは、」
などと、セールストークを私に振ってきたが、何せ財布にも銀行にもお金の無い時期で(多分彼も同じ?)、
「そうでしょうね。ただ私には過ぎた物、きっと腕のいい大工さんが買ってくれるでしょう。」
と、言うと
「いえいえ、是非あなたに買って頂きたいのです。よろしければこの小さい扉もお付けします。古いものですがとてもシッカリしています。」
などと、粘り強く交渉してくる、、
困ったなーと思いながらも、扉は確かに良い物で、、
う~ん、使い道も今は無いけど、、、
「今、持っているお金で良ければ、、」
と、有り金叩いて(確か¥38.000円ほど)引き取ってきた。
帰り道、ポケットには空っぽになった財布
それから仕事もいくつもさせてもらって来たけど、この扉に相応しい場所も無く誰にも見せず
お得意のヤフオクで売ろうにも大きすぎて、
う~ん大変過ぎる、、、これホントに使うのかな、、
そんなこんなと思案しながらも、ずっと雨にだけは当てない様に、
地面にも触れないように保管してきた。
今年の8月オーナーさんが
「駄目になる要素はありません。100%決定です。」
と、自信を持っていたオーナーだけど、結局許可が、下りず延期に
「そーかぁ、白馬のペンションの方が出来るようになっちゃったんだな~」
って、つぶやくと家内が
「そっか~、神様は、そっちの方をやって欲しかったんだね」
と、つぶやきに返してくれた。
今回白馬のペンションを始める方の建物を見た後、家内が
「あそこに、(あのドア)使ってもらえばイイんじゃない」
って、言うから、などほどペンションの建物って大きいから何処かに使う所あるかもね
今度、ご夫婦で戸隠に来るから、その時でもとりあえず見てもらうことに、、
うちに来て見てもらうと旦那さんが気にってくれた
気が変わらないうちに、そそくさとそちらに持って行って
何所に付ければいいだろうか、と色々思っていたら、
ご主人がやっぱりエントランスに使いたいと言う話
自動ドアになっていた所の寸法を測ると殆んどぴったり
錆び錆になっていた網を外して、磨いて、オスモカラーで磨いていくと
ケヤキ特有の杢目が実に美しい
それを内玄関に付けてみると、あらまあ、あつらえた様にイイ感じ
やっぱりここに来る事になっていたんだわ。
ありがとう 神様
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