2010年9月14日火曜日

環境と私

はじめて人間ドック行ってきました。
本当は行かない人間ですが、私が8月の風邪で弱ったとき
家内が一緒に行く事にしたからとの有難きお話し。
結果は、異常なしですが、ピロリ菌がいました。駆除予定です。
小さいときからお腹が弱かったのでいるとは思ったがやはり
待合い時間が長く読み物は私の好きな系統のモノが全く置いてない。
ので普段は絶対見ないだろうという種類の漫画を読んだ
「風の大地」という実に無表情な主人公のゴルフ漫画笑顔や怒り焦りなどが無くいつも同じ顔これはこれで身体より心や駆け引きなど精神世界を淡々と描く。 でも娯楽としてプロゴルファー猿が好き。

もう一つは「ドラゴン桜」というモーニング連載の漫画
内容はずさんな経営で破産状態におちいった龍山高校。
ヤンキーあがりの弁護士がダメ高校生を東大に入れる「超進学校」に変える物語。
この漫画を生理的に拒否したくなるのは、まず絵。
青年誌なのに、女性の造形が壊滅的で、ここまで欲望を惹起しない描き方というのも、ある意味ですがすがしい。 
さらに拒絶反応を引き起こすのは、登場人物全ての不自然さ。反吐が出そうなのは何もバリウムを全部飲んだからではない。
しかし馬鹿馬鹿しい中にさえもちょろっと、なるほどと思うこともあったりする。
それにしても絵は不味くても漫画家になれる可能性と書き続ける環境で少しずつ絵も見れる様になっていく人の可能性は素晴らしい。(添付した最終巻は最も上手くなったモノと受け止めて頂いて構いません)
まあ、それでも今回読めたのは、家内の強制権執行のお陰か。
環境が人に与える影響も小さくはない。
普段出来ないことをさせていただき経験としても初めてな事をさせてもらった。
次読むときがあれば、牢獄でもし置いてあったら
「これ読みたかったんだ。神よその機会を与えてくださり感謝。」と賛美したい。
この後、能登で奥手の稲刈りである。それは病院の待合いより更に、楽しいと思う。

2 件のコメント:

  1. なんだか同じようですねぇ。
    20代前半まではすごく漫画など読むのが好きでしたが、それからほとんど読まなくなってしまいました。

    それでも最近にて最後に読んだのが浦沢直樹原作の「20世紀少年」でしたが、(これも途中までしか読んでないのです)これは妹の旦那さんが読んでいて薦められて読んだのでした。 この人のマンガは確かに面白かったですねぇ「マスターキートン」などはよい作品でした。(ちなみに映画の20世紀少年はあまりそそらないので見ていません)

    書き手のキャラやデザインで読む気がうせるというのも確かに有ります。 そして散髪などにいって仕方ないから少年誌とか(週刊誌読むよりはいいと感じます・・・あのゴシップだらけの雑誌)読むのですが、普段目など通さないと思える作者のものを読んで、意外といけるなんてのもありますが、見ているうちに慣れてきてしまうのもありますねぇ。

    人間の脳とはそういったちょっと矛盾した働きを持ち合わせるのがこれまた面白いですよ(^^)v でもこの矛盾は別の面では大きな戦争や争いを起こしてきているのですが。 なので脳の本など読まれると「意外と己を知る」の一つになりますです。

    客観的に自分の行動が考えられるようになります。 でもこれは機械的な動きをする自分を知るようにもなりますからちょっと寂しいところもあります。

    しかしあまりに深い領域などまだまだ未知で、それこそ広大なinner spaceです。 そこらが完全にロジックとして人間を行動させない働きがあるのではないかとヒゲは感じます。

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  2. なるほど
    「マスターキートン」大人の漫画ですね。
    当方読んだことはありませんが、彼の作品はチラチラ見かけます。読破したことはありませんが、、。

    実家に帰って、当時週刊誌を買わないポリシーの私でしたが、これが完結するまでという条件で買った。バリバリ伝説を読破してきました。主人公が幼く感じたのは私が歳を取ったと言うことです。
    でも、楽しめました。

    沈黙の艦隊は全巻持ってます。
    時間出来たら露天でゆっくりまた時間を潰したいです。では

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