2014年4月18日金曜日

美しい 日本の桜

 白山市の義父の、入院で17.18日と石川に行く事に
丁度次女夫婦も休みがもらえたので、次女の旦那の車で4人で移動
交通の難所と言われただけあって富山←新潟間は殆んどトンネルが続く

家内の膝の上で番犬の如く、かまえているノエル
GSのオジサンなど 近づくと 吠えて威嚇している(小さい脳みそなのに実に、、)

子犬を膝にのせている妻の風景は好きだ
次女の旦那は初めてなので、内灘砂丘や千里浜
姉のお勧めの魚料理の美味しい店と、塩分のある温泉など
意外と、色々堪能できた、こうして当たり前に、海からの恵を頂ける事が感謝 


石川門、金沢城、兼六園は丁度無料開放が終了したばかりで、人の流れは多くない
だいぶ葉桜気味であるが、それもまた味わい深いし
何と言っても流れる 桜吹雪が美しい

依然、親しくしていた宣教師が、日本の桜を見て

「全く、日本人と一緒だな、、」

と、吐き捨てる様に言った。
花は見事だけど実を付けない、という意味らしい
そして今でもそのことばには、こころから同意している。

確かにアメリカの桜は、見事なサクランボを実らせる(大学構内など)
日本のサクラはソメイヨシノが多く、ほぼ実は付けない
他の種類の桜もまた、付けても小さい実 だけ、、(私はあのちょっと酸っぱくてビターな味が好きで、小さい時から桜の木に登っていたけど)

もし、日本のサクラが全てサクランボをつけるなら、結構大変でもある。
場所によっては、実の奪い合いなど争いの種にもなるかもしれない
そう考えると、実を付けないというメリットもある

またただでさえ、毛虫などが付き易い樹種だけど実も付けると(とくに美味しい意味だと)
カビや腐り、鳥、病気などそれも見難い

また全てにおいてこの世界ではエネルギー保存の法則が働くから
大きい実を付ける分、花の美しさ、勢い、成長、免疫能力などが削がれるもの

水力発電も、太陽光発電も同じで、日当たりの良い山の斜面などにソーラーパネルが並べられるのをみるにつけ、いままでそこで豊かに恩恵を受けていた、植物や野生の動物などが死に絶える事になる、だってそのエネルギーを人は僅かな電力を得る為に奪っているのだから、、

そう考えると何も産みださないという事の潔さ、美しさ、素晴らしさをこの頃は感じる
所詮、魂から産みだすモノは、そのうち必ず 膿み出す事になる

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