2010年5月23日日曜日

キャー!


煙とナントカは高いところに登りたがると言われるが、私は結構登った。
何と言っても高いところは気持ちがいい。景色が良い。そしてその危うさがちょっと快感。
電気屋と名うっているだけに電柱は登ったなー。コンクリートで出来ていてもかなり曲がる。15m柱なら1m位はしなるそれが真上からみたら今にも折れて地面にたたきつけられる事を想像すると恐くなる。子供の頃灯台に登った。灯台はかなり恐い、電線とか無く眼前には遙か水平線があるだけ波が押し寄せて来るのを見てると自分が吸い込まれそうな気がして縮上がる。鉄のはしごを使っているときも塩で錆びていてポロッとなりそうな思いが涌いてくると手のひらに汗がにじむ。

先日、子供部屋を作ったときその部屋で寝たいという息子さんが、
近頃前に比べて恐がりになったと話をお母さんから聞きました。
知恵や知識、体験がじゃまをするわけです。
子供の場合はかわいいものですが、これがいわゆる恐怖症ですね。
恐怖を感じる事は生き物が生きていくために必要な感覚で危険回避する大切な反応です。しかし、過敏に反応したり、どんどん恐怖が増幅してしまい。動けなくなる事などは本末転倒です。


様々な恐怖症は治せる。「大丈夫、恐くない」などと思うようにすることは逆効果。お化けなんかいないとか、幽霊は恐くないでは頭から恐い「モノ」が離れない。じゃーどれくらい恐いのだろう。と怖さに震える自分を味わう。恐れを怖がるのではなく怖さを十分に味わい静かにじっと待つ、するとなれてくる。恐怖は長い間続かないように出来ている。だからどんどん新しいジェットコースターやお化け屋敷が作られる。幽霊や高所恐怖症の人は、怖い体験をしたり、人から話を聞いたりして、間違った予測をしてしまう。ありもしない恐怖をどんどん予想し、事実とはかけ離れた結末を思い描く。つまり自分で自分を震え上がらせている訳です。まさに肉と魂の連携プレイで、恐いという思いが、体を固まらせ、手に汗、心臓ドキドキで、それが心にフィードバックしてやっぱりただの思いこみではない実際に恐いのだと、認識する。で、さらに体中脂汗、頭までバクバクそれが、心が受け取り「俺どうなっちゃうの~」、、、、をこれを「フィードフォワード」と言います。
正しい経験は少し役に立ちますが理性はこうなるとほとんど役に立ちません。

東京タワーのガラスの床は割ろうとしても割れないし、吊り橋の板のスキマは自分が通れないとわかっていても恐れは無くならない。
高いところは危険だから恐れを感じる様に造られている。
霊的なものにも同様な所もある。人だけでなく他の動物も同じだ。
ただ鳩などの実験では羽を持つ仲間は生まれつき高さに対する恐れがないらしい。
ルシファーが神に逆らった理由もその辺にあるのか?

まあ、そんな馬鹿な想像は置いて、
小さいとき夜、恐い夢を見て親の布団に入らせてもらったことがある。
必ずぐっすり眠れた。
大人になり親から離れてくらす私だが魂の親の所で安心して休むことが出来る。

7 件のコメント:

  1. フィードフォワードですか。つまりは自作自演なワケで自分を欺いている、ということでせうか。

    霊的な事は、確かに自作自演のモノがありますね。大騒ぎしている横で客観視すると閉口してしまうような話だったり。
    そこで黙っておられずに、いやそれはさぁ、とツッコミを入れて嫌われる私は、高所恐怖症です。

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  2. 実は高所恐怖症は遺伝します。親が怖がっているのを見てそんなにも怖ろしいモノなのだと覚えるのです。

    猿でも蛇を怖がる親の小猿は皆、蛇を怖がります。

    鳩さん恐れを克服して引き上げに備えましょう。

    ちなみに私も恐いモノがいくつかあります。
    多少恐いモノがあるほうがよいかもしれませんね。

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  3. 電気屋さんの怖いモノって何かな?

    私も煙りと何とかの部類です。

    NYではエンパイヤステートビルや今は無きWTCに上って喜んでいました。まさに「何とか」ですね。

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  4. 私も高いところは結構すきです。
    ときどき、ここで手が離れたら死んでしまう、というような場所にしがみついている夢をみます。ははは、夢分析ではどうなりますかね。

    山田太一の「異人たちの夏」という小説に40代後半になって、死んだはずの自分の親に会う、というくだりがあります。
    私の親は80になりますが、二人とも元気です。経済的にも、一応精神的にも自立させてもらっていますから、親がなくてはいきていけない、というようなことはありません。

    でも、ぼうっと座ってテレビを観ている父親に会うと「俺もこんなじじいになりたい。」と思います。なんとも不思議な平安です。

    親子が、天の父との関係を教える影、あるいは雛型なら、やっぱり親のもとにいる平安はすばらしいですね。

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  5. Saltさん
    まあ、そのうちいつかブログで、、、
    弱いところほど主は良く働いてくださいますから。
    ニューヨークはすごかったでしょうね。

    銀じ郎さん
    私もその夢以前は良くみました。ついに手に力が入らなくなって落ちる、わぁーっとなり途中で目が覚めます。息は切れ心臓の音が聞こえる。
    もし、あの後、目が覚めなかったどうなってしまうのだろうと考えたりして更に恐くなります。

    親を見てそう思えることは幸いですね。また親もその様な子をもてたことは幸いだと思います。
    私の父も80になります。
    母に言わせると「まじめにクソが付く」と言う父を
    とても尊敬しています。

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  6. 先日趣味での事。年長位の女の子が、本がそれでも読める程度の暗さにして怖い話を聞いて泣き出してしまったのに、しばらくするとまた聞きだがったのには、少々驚いた。
    そんな怖い夢を最後に見たのはいつだったんだろうか。一度怖い夢を見て、本当にガバッと起きた。そんな事があるのね。冷や汗ビッショリでした。

    ここ何年も高い所に上って無いので(ビルの景色を除いて)たまには、東京タワーに上って恐怖体験するのも良いかも。
    でも夢以外で一番の恐怖体験は、ヴァイキング=船を揺らすもの=の端に居た時の恐怖ですね。飛び出しそうな感覚でものすごく怖かったです。

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  7. 異性の場合は我々と少し違う気もしますね。
    基本的、男性より恐怖に強い(科学的に検証あり)
    そして泣けるこれが大きいですね。

    生まれて初めてジェットコースター乗ったときは恐かったですね。
    今は、なんだか全てが安全で守れた中での恐怖は別にいいやと、なってます。
    他で十分楽しめるからかな?

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