以前借家ですんだ7年間薪ストーブを使わない月は8月だけだった。
薪だけで暖をとってきた私にとって薪の有無は死活問題と言っても言いすぎではない。
9月から使い始めてクリスマスくらいには不安になってくることもしばしば。
今の家は暖かく夏もちゃんと暑い。借家時代、家内の半袖姿は記憶にない。だから住むところはちゃんと暑い所が良いねと言ってきた。
ずっと前に考えていたこと
夏のこの日差しや暑さを取って置いて冬に使える様に出来ないだろうか。
そうすれば夏涼しく冬暖かい。リサイクル可能でゴミの問題の無いモノ。
ある時、気付いた。
既にそれはあった。夏の日差しを受け止めそのエネルギーを蓄えておき、冬に放出する
ゴミも出ず、完全なるリサイクルにもなっている。それは木である。林であり、森だ。
薪で生活していると良く聞かれる事は「どれくらい薪いるの?」「10トンダンプ3から4台くらいあればいいんじゃないの?」と少し大げさに言う。必要量は材料で違うナラや桜は良いですね。石炭と比べられる程の熱を出します。「どんな木が薪には良いのですか」とも良く聞かれる。私の答えは「実のなる木です。油が少なくススも少ない。火持ちが良くじっくりと燃えてくれる」ナナカマドの木は一度に七つのカマドを炊けるほど良い薪だからの命名だ。ナナカマドも実は綺麗だ。ただ、葡萄は例外で長野では太さ40cmくらいにはなってますが薪としてはいまいちです。そういう私は入手しやすいので殆ど針葉樹だか、、。
秋から春までは大体消さない。外出時や寝る前には薪ストーブに薪を一杯にする。と次の日でも火がある。2から3日くらいは暖かさは残る。遠く離れていても、いま私の家の中ではユラユラと火が燃えているのだと思うと、不思議に暖かい気持ちになる。早くあの暖かい自分の家に帰りたくなる。薪を掘り出すことは、思い出を掘り起こす作業だ、あのときあの人からもらった杏の木だとか、あの日はめちゃくちゃ暑かったがこんな寒い日にこの薪、最高。
ただ、家具などを作っていると(家具と言うとおこがましいが)少しの半端でも捨てられなくなる。燃やすことがもったいなく感じる。これは色が綺麗、この木目はそうない、節が味がある、どこかに使えるはずだ、などペンダントや箸や、箸置きなど作れることを知っているからだ。結果木の半端の置き場に困る。さて今年は薪どれくらい集めること出来ますかね。
積まれた薪の山を見る時の私の持ち
それはなんともいえない豊かさである。
朝夕は薪を軽く燃やすと、この時期は気持ちがいい。
うちの猫もトマトの箱に入って寝ている。
寝ている姿はどの生き物も実に幸せを感じさせてくれる。
教会の方が兵庫県氷上の古民家を購入し神戸から移り住まわれました。リフォームのお手伝いで玄関の土間作りなどしに行きました。その家に薪ストーブがあり、冬に行ったことがないので暖かさを経験したことがないのですが、春に薪割りをしに行ったことがあります。山の子だったくせに斧を使う経験に乏しく、いらない力が入って一週間ほど筋肉痛でした。その家の方は癌で召されました。今、奥さんが住んでおられます。
返信削除湯浅さんのSIGNにも薪ストーブがありますね。ちょっと前NHKの「美の壺」という番組でも「薪ストーブ」をしていたような。暖炉だったかな?
薪っていいですね。
私の子どもの頃の手伝いの一つは風呂焚きでした。薪はだいたい杉だったので、あっという間に燃えて灰です。どうやったら早く燃えて手伝いを終わらせられるか、あるとき横着をして手前に小枝を詰め過ぎ、覗き込んでいた顔に火が逆噴射してきました。眉毛がちょっと焦げた程度ですみましたが。
田舎の初冬の行事のため夜子どもたちだけで集まりました。暖をとるため昼間山から集めた木で、2メートル近くの火柱が立つ焚火をしました。今では考えられません。即、補導ですね。
そういう経験をし、火をそういうふうに思えるのはとても幸いだったと思います。100円ライターで火遊びをしたい、と思う子どもの心はかわいそうです。
そうですか。
返信削除様々な一見無駄な又、危険な事が今の私たちの持っているコモンセンスとなりましたね。
薪ストーブはいいものですがおそらく家の中では圧倒的に火災の原因となるリスクが高いものです。個人的には火災保険は薪ストーブのあるお宅はX2にしても良いと思うほどです。小さいときの火遊びの経験はとても大切だと思います。
”初冬の行事のため夜子どもたちだけで集まりました。”
確かに今なら子どもより大人のほうが多く消防もかけつけてからの点火となるでしょうね。
長野にはどんど焼きという風習がありますが、やはり大人主導となってます。
逆もまた真なりで
火を消すことに長けている方は火を燃やすことも上手です。
新潟の友人も消防士ですので上手に薪ストーブと付き合っています。
揺らぐ炎を
みおろしているとなんだかホッとします。
私も焚き火愛好者です。
返信削除火を見ていると不思議な気持ちになります。
火を扱えるのはあらゆる生き物の中で人間だけです。
燃え尽きぬ柴イエスを思います。
アーメンですね
返信削除私たちがいたずらに燃えるのではなく
火とのつき合いから与えられる恵は非常に大きいですね。
スイマセンm(__)m
返信削除またコメントしたくなりましたm(__)m
先日、匿名でスイーツが美味しそうだっ
たので初コメントした者です。
こちらにコメントをする際、名前記載方
法が良く分からなかったので匿名を選ん
だのですが、今回は普通にニックネーム
を記入できました。
今日の日記で「ななかまど」の名前由来
を知り嬉しくなりました。
毎回、色んな事を知る事ができて楽しく
拝見させていただいておりますm(__)m
猫ちゃんの寝姿も可愛く思わず微笑んで
しまいます。
隣の本は聖書かナ?バッグかナ?と考え
ながら眺めていましたが、どうも聖書の
ようですね(笑)
次回の奥様のスイーツ写真を楽しみにし
ております。
リボンさん
返信削除いい名前ですね。
どうも私は興味のあることだけ覚え、覚えないといけないと言われると右の耳から左の耳に抜けていきます。
少しは役に立つ事もあったみたいで良かったです。
「正解」隣の本は聖書でした。
ずっと目が良い家内は最近老眼が進み
私の大型版を読んでいるようです。
食べ物関係はなんだか幸せになります。
また、家内の作ったもの載せさせていただきます。
家内はコメントをとても喜んでました。