昨日は天井材の塗装をしていた。
日本では室内の白木はあまり塗らないが、本来樹液やヤニなどの油でプロテクトされているものなので塗りこんでやる ことは本来の状態に近づける行為だ。
今回は友人が用意したインウッドというアメリカの塗料を塗ってみたが、普通はオスモカラー、蜜ロウなどを塗 る。両方ともほとんど人畜無害でなおかつ耐久性も優れている。
オスモはヒマワリの種がほとんど主成分で蜜ロウは蜜蜂の巣をエゴマの種から採った油 で柔らかくしたものだ。ロウを漢字で書くと「蝋」と虫という字が入っている。
これは虫からロウをつくっていたからで、有名なモノはイボタ蝋があ る。
古くから桐のタンスや建具などに使われ摩擦熱を加えても融点が高いので現在私たちが見かけるロウよりも色んな意味で優れていると思っている。粘つかないから埃なども付 かなくてクリーンだ。何より大事な命をくるむ為のプロテクト機能は種と同じだ。
イボタの木などモクセイの仲間に良くついているので、そう言うが実は貝殻虫という白い貝殻に似た虫で公園などでも枝に見 かけることもある。
あのファーブルでさえ虫なのか疑ったほどの「世界で最も不思議な虫だ」と書いた程で私はやったことはないが彼は噛むと少しの苦みと 甘みがあると言っている。ノークレームの方のみお試しアレ。
只この虫から作られたドリンクは嫌いではない、代表は「ファイブミニ」小さくて高い。緋色を漂白させるとあのオレンジ色になる。
この虫 聖書の中でも活躍?していてある方はマナとよばれた白い甘みのある食べ物の正体は貝殻虫と言い切っておられるが、私はそれは無いと言う見解だ。理由は沢山 あるが長くなるので、話を変える。
イエスが派手な服を着せられる場面がある。
紫と緋色(赤)だ。紫は貝から色を取り。緋色は貝殻虫から取っ ている。
今でも自然志向の染める方はこれを使う方もいると思うが実に鮮やかな赤になる。しかもほとんど退色しない。
十字架に架かる前に着せられた服がどちらもすりつ ぶされた生き物から染められたものだった所が私は聖書の奥深さを感じさせられる。
キリスト者である私も目には見えないがイエスの血で染まった衣を 着せられている。
それは高貴な色であり、本来王様の着る服である。
誰よりも富んでいた方が貧しさを味あわれた代わりに、貧しいモノが、豊かな者とされる。
家内と二人静かな野 尻でペンキの仕事。着ている服はどんどんペンキだらけになっていく
これも礼拝なんだろうと考える。
その衣の色は
天国においてさえ色あせていないだろう。
いいっすね。ペンキ塗り。私も大好きです。
返信削除色のお話も大いに興味のあるところ。
私たちの脳が認識する色は、すべて光の反射。「もの」には固有の色はないとも言えるわけで、そういう理屈から、印象派以降の絵画は始まるのです。
何でも見えない世界と結びつくと「その心」は深くなります。
"「もの」には固有の色はない"
返信削除なるほど、それで立ち位置や、時によって違って見えるわけですね。信仰も同じ。
そう考えると
朱に交われば赤くなる は
朱に交われば赤く見える だけですね
どちらにしても 主と交わって生きたいです。