2016年3月7日月曜日

私が感じたアメリカのというよりハワイの走らせ方

日本の県では一番小さい香川県より小さいマウイ島 これぞ南の島と言うに相応しいビーチリゾートがいたるところにあります。 そしてそこは意外やマウンテンカントリーでもある。 だから本土ではあまり見ないワイディングやトンネルもあるし、道は真っ直ぐそして碁盤の目になっていない。 それでもフリーウェイは場所により片側6車線ありほとんどのローカルルートでも50マイルで流れている。 今回ハワイで運転した車両は2台だけ、4輪はダッジ2輪はスポスタ 両方ともアメリカに適した。低速の押しはグッとくるけど130km/hくらいまでの用途しか考えらてない感じ マイルズから借りたスポスタは元は883を1200にボアアップしキャブのセッティングで調整している。 マフラーはストレートのいわゆる爆音だ。 ハワイでは割と認知されているようで一緒に走ったクラブメンバーは大体同等の音で、また車の多くもそれに負けていない。 それでいてパールハーバーからの長い閑静な住宅街を昼夜を問わずワイドオープンで登ってくる。 日本と違って近隣の住人は眉間にシワを寄せる事も無い様で近所の奥様も振り返りもしない。 田舎のミズーリならいざ知らずけっこう人の住む密度の濃い所でもそうなのだからアメリカ人は大きな音をさほど気に留めない感じ。 私は私、あなたはあなたという個人主義の感覚が身に付いているのだろう。 だって深夜でも構わず車のドアロックをかけるたびにクラクションが鳴るシステムは日本では無理な気がする、多分訴訟社会の産物だと思うけどネ。 さてダッジは私にとって十分高級でまだ走行距離が2000マイル(3600km)というほぼ新車。 快適ではあったけどそれほど面白い事も無く、発進で簡単にタイヤを滑らせる低速に比べて120km/hくらいでアクセルを全開にしても極個人的には以前乗っていた三菱iの方が面白い気もする。 だから話は以後スポスタになりますが、最初乗った時は、流石883パワーが無いな~って思ったけど、後で聞いたら1200になっていてパワーは明らかにビックツインより上だという 体感的にはビューエルはこれの2倍くらいの加速力があったからメーカーチューンも恐るべしです。 ハーレーは馬力を公表しないメーカーですが極稀にもれ伝わるハーレーエンジンは、1プラグの1200で68ps、1200Sで69psと言われます。 実際コレが軸出なのか後軸なのかは判然としませんが、883の後軸が42ps程度なのでおそらくクランク出力だと思います。 以前乗っていた同じエンジンをベースとしたビューエルS1が。出てすぐサイクルワールドがベンチに乗せたところ、後軸で75・5psだったそうで 後にS1Wで最終的には101psまで上げてきましたからそいつは後軸で85ps程度。 それにしても同じエンジンでここまで変わるのはスゴイと思うけどその味付けはホントに変わらない。 開けた時の気持ちよさ、そしてゆっくり流してもまた気分がイイ。 借りたスポスタはリジットエンジンなので回しても気持ちのイイのは4000rpmまで それでもトップなら140㌔は出るので、アメリカではOK. そこに住むバイカーの走らせ方も、スタートからドッと出て定速まで一気に加速(ほんとこれがマジ速い、、私らがいたからいつもより気を使っていたらしいけど) そしてそこからは、前が空いていても一定の速度でクルージングするように目的地まで。 そしていざ到着すると、様々な話でかなり長く盛り上がる、それを×3回 ハワイはつくづく島国であってもそこはアメリカ チマチマした走らせ方ではなくあくまで大陸的だと感じる。 スポスタ系のエンジンもビッグツインもアメリカが産み、アメリカが育てた大らかさと逞しさ 急げば確かに早く着く、しかし確実に着く為に一定の速度で走る事を優先順位の上に置く走らせ方、 それでいて、それまでの長い時間も退屈させない、ハーレーやっぱり嫌いになれませんね。

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