2011年1月18日火曜日

残り香


「ゆりの花のことを考えてみなさい。どうして育つのか。紡ぎもせず、織りもしないのです。
しかし、わたしはあなたがたに言います。栄華を窮めたソロモンでさえ、このような花の一つほどにも着飾ってはいませんでした。
しかし、きょうは野にあって、あすは炉に投げ込まれる草をさえ、神はこのように装ってくださるのです。ましてあなたがたには、、、」

結婚式が決まった二人とお話しする時にはこんな話を話をすることがあります。
「当日は新郎、新婦と呼ばれます。しかしそう呼ばれるのはその日1日だけです。
後で人の式などで、あの時は自分がそう呼ばれていたことを思い少し寂しく感じるかもしれません。
でもそれでいいのです。私たちは花を見て綺麗だとか良い香りだとその時は注目しますが、花が咲いている時はほんの短い時間だけです。
すぐに枯れたり散ります。花は実を結ぶために咲きそして実を付ける為に散ります。
でも、装ってもらった経験を忘れなければ、「あの人達も今、あの時の私たちの様な気持ちを味わっているのだろうか。」と自分の事だけではなく人の事も思える時も来ます。全ての経験は正しく受け止めるなら益になります。
だから、様々なその時を十分味わっていただきたいと願っています。」

ドライフラワーは長く私たちを楽しませてくれますが、
古くなったものは薪ストーブに入れます。ラベンダーなどは燃えていく時もあのラベンダーの香りを残していきました。私達が地上を去る時は、ただキリストの残り香だけが有ってほしいです。
最後まで装ってくださる主は素晴らしいです。

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