2010年12月22日水曜日

みなとみらい

昨日は横浜のランドマークタワーの脇でお昼を食べた。おいしかった。
基本都会はそんなに好きではないが、様々な人が各自の夢を持って暮らしていたりしてそんな出会いは楽しい。人生には楽より楽しいを取るべきな事もあると思う。
自分が楽しいと思える事やりたいことをやって生きていく事は決して楽ではない。頑張ってやり続けていても花が咲かない時も多い。ひたすら上に上にと手を伸ばしてきた自分にさえ現実を見て無力に感じたりがっかりするときもある。今年の音楽CDの売り上げベストはAKB48と嵐の2つだけで10位まで全てを分け合った。
テレビでは毎日の様に目にする彼らだが歌はあまり記憶にない。
特にAKB48のCDは発売日にバカみたいに売れたがその日にはヤフオクでただ同然に売りにでていた。それも20枚とか60枚とか同じCDのセットで
もちろん正規販売品だ。そうした人たちはCDに付いている投票券や初回限定のオマケが欲しくて大量に買い本体はいらないのだ。
実に今の日本を象徴した形になったと思う。
みなとみらいに聳える高さ172mのランドマークタワーが何か小さくむなしく空っぽな墓標の様に見えた。
東京に向かう新幹線の中で「納棺夫日記」を読んだその一節にこうあった。
 『災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。
死ぬ時節には、死ぬがよく候。
是ハこれ災難をのがるる妙法にて候』

文政11年12月8日マグニチュード7死者1602名、参事の渦中にあった山田杜皐さん宛て地震見舞いの良寛の手紙の一部です。
またト部文麿氏の話で
「阪神大震災で壊れた自宅の庭のイチジクは2倍実り、柿は例年の3倍生ったという。神戸では多くの方々が亡くなりましたが、そのほとんどの死者は、人間の浅はかな知恵で作った構造物の下敷きで亡くなったので、自然のままの草木や鳥たちは、生き生きとしていました。」
とも書かれていた。私もボランティアで震災後神戸に行ってきましたが、人の作ったゴミと瓦礫の山のイメージが残りました。
私は都会がいいとか田舎がいいとかそんなことを言いたいのではありません。
ただCDの売り上げと同じように都会にも不自然さを感じたのは事実です。

2 件のコメント:

  1. 先生 昨日はお疲れ様でした。

    先生の人生経験を少しだけですけど聞けて、改めて夢は諦めちゃいかんなと思い、まだまだだなとも感じました。

    来年は嫁と一緒に戸隠に行きたいと思います。

    日々寒くなりますが、風邪などひかれませんように


    小川善太郎
    http://ameblo.jp/spvx8xd9/

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  2. 善太郎 さん
    こちらこそお世話になりました。
    いえいえバカな話を聞いて下さり感謝です。
    電車の場合は長野駅まで来たら迎えに行けたら行きますので。

    すみません。家出の話は4月でした。以下よければ
    http://dennkiya.blogspot.com/2010/04/blog-post_06.html

    それとブログでは電気屋でよろしくおねがいします。
    ではお体には気を付けてお過ごしください。
    また、お会い出来ればと思ってます。

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