2010年12月23日木曜日

ラビット

1917年海軍大尉中島知久平の中島飛行機」(1945年に富士産業と改称)が、富士重工業のルーツである。1946年8月にGHQの製造許可を得て20台が製作されたのが始まり。
太平洋戦争後に余剰となった爆撃機銀河の尾輪を2号車まで流用して装着した。
当初ポニーという名もあったが先約がありラビットに統一。昭和天皇に献納された事もある(彼は乗らなかったと思うが、、)一枚目の3輪車は今ヤフオクで出品中で30万円から

1955年にはラビット初の2サイクルエンジン車。国産初のグリップチェンジを採用したモデルも出た。
出足も良く、当時公表された最高速が70km/hだったのに対し、実際は85km/h以上出たことから爆発的にヒットした。
ちなみに映画「ALWAYS 三丁目の夕日」で三浦友和が演じる宅間先生が乗っているのはこのS-71-2型である。
愛らしいそのスタイルはラビットという名にふさわしいし。

先月2枚目写真のラビットがヤフオクで出されていて私も見ていた。
世に好きものはいるものでこのご時世に120万円で落札された。実際にラビットを私が買うことは無いと思うが実にノスタルジックを感じる一台である。
ホンダがカブを発売した事もあり1968年6月に生産を終了した。会社自体は富士重工(スバル)として現在もあるがトヨタ資本になってしまったがスバルのレガシィは好きで家内も今まで乗った車の中で一番だったと言っている。
初期のツインターボで世界最高速記録を成し遂げたものと同系のエンジンを積むツーリングワゴン燃費は悪かったが車のくせに本当に気持ちいいエンジンの鼓動があり速かったです。トラックを探しにパキスタン人の中古車屋に行ったら8万円!しかも綺麗!かっこいい!
でトラックと当時2台一緒に買ってしまったものだ。

またスバルのロビン系の汎用エンジンは今でも世界中で活躍しています。決してどこがすごいとかでないが世に広く長く用いられた普通という高性能が面白い。
昨日は冬至と言う事で普通にカボチャを食べた。風がすごくて薪ストーブの煙突から逆流、煙感知機が鳴った。会社も人生に似てその時々で色々ありますが、人生にちょっとした彩を添えてくれるアイテムありがとう。

5 件のコメント:

  1. これはまた渋い?ところからバイク談義が始まりますね^^

    なんか面白そうにやっている人を見ると「何してるん?」とつい覗き込みますが、やっている人は自分が面白いのであって、人に見られることなんて関係なし。

    どうぞ電気屋さん、自分の面白いことをどんどんやってください。ちょっとそれを覗かしてください。

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  2. ハーレーを初めて知ったのは「ドーベルマン刑事」が愛車として乗っているからでした。それからあの音はホンダかな、似た音とは違って確かに心地が良い。
    数ヶ月前に珍しいバイクを写真に撮ったのを公開するので見に来て下さいね。
    それから何の先生なんだろう???

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  3. 硬派銀じ郎 さん
    変人の行動を温かく見て下さりありがとうございます。

    本田宗一郎も初めてイギリスのマン島行ったときバイクの備品等が並べていた蚤の市で当時世界一だったイギリスのバイクのパーツを買いすぎてそれを送るお金も搭乗前のフライトチェックで重量オーバーの追金すら持って無くて、さあどうするというとき太ったおばさんが平気で搭乗するのを見て「わしとこの部品を足してもあのおばさんより軽いぞ」と言ったが航空会社がうんと言わない。そこで「あのおばさんが付けているネックレスや大きなイヤリングはいいのか?」と聞くと「ノープロブレム」と言ったので彼はそれらの部品を王冠の様に頭に乗せ紐で首からぶら下げて「これは俺にとっては宝石なのだ」と詰め寄ると「OK!」となって無事全部日本に持ってこれたそうです。

    彼にとっては人から変に思われることなどどうでも良かったみたいですね。

    エシュコル さん

    「ドーベルマン刑事」本当にお好きなんですね。
    確かに乗ってましたね。
    音って結構大きな魅力です。
    今度見に行きます。

    えー私は何の先生でもありません。はい

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  4. 男は基本的に「動くもの」「速いもの」「危なっかしいもの」が好きですね。

    バイクについては私には語り合える素養がありませんが、その快感や美学はわかりますよ。

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  5. Salt さんもどうも。

    わたしも音楽については私には弾き合える素養がありませんが、その楽しさや美学はわかるのでなんら問題はありません。

    この後もバカ談義が続きますが優しく見守って下されば幸いです。

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