2015年1月28日水曜日

「俺の人生にブーストは効いているか」

内燃機関にとってエンジンが
エンジンにおいてクランクシャフトがキモである様に
ターボにおいてはタービンがいのちである。
非常に調子良く、気分よく満足を持って乗っていた
三菱iであるがある日ちょっとした異変を感じた。
アクセルを踏んでいるのにシフトアップしていかない
イタズラに回転だけあがって速度が着いてこない。

はじめは、そろそろ16万㌔も走ろうと言う軽自動車だから
ATがいかれたのかと、思ったけど少しして気づいたのはブーストが掛かって無いという事
しょうがなく三菱のディーラーに持ち込んだら

「タービンはガタもなくちゃんと回っています。おそらくブローオフバルブ(リリーフバルブ)が動きが悪く解放のまま固着しているのでは、、」
との事で22.000円程の見積り
「では、お願いします」
と、数日後

「修理後全く変化は有りませんでした。どうやらバルブは正常でタービンの様です。リビルド品でも工賃入れて11万円程かかります」
 5桁の見積もりにビビッていつも勝手な私もスグに妻と相談

「わたしは気に入っているから出す気ありますよ。」

と、強気な発言、しかし12万円も出すならもっと程度の良い軽で4WDのターボが買えるのだから困る、ましてや三菱iが、それでも治らなかったら、または修理後ほどなくミッションが逝ってしまったら、、などと頭の中で考えて、出した答えは

「俺が治してみる」

義理の息子に電話してアドバイスも貰いヤフオクでスタート価格で落札10,856円也(ライバルはそりゃあんまり居ないわな)
本当はリビルド品があればそれにしたかったのだけど三菱iは多くの三菱車の軽がTD02を使う中ひとつ上のサイズとの中間のモノを専用開発したものでTD2.5(?)って感じ?
まあその分性能はイイんだろうけど、、
その人はタービンばっかり出品している方で落札後恐る恐る聞いてみたら

「*ターボについてガタもなくオイル管理をしっかりやればリビルトせず長く使えると思いますトラブルがありましたら早めにご連絡いただければ対応いたします*」

と、ご親切なお言葉を頂き到着後早速開始でございます。
でっかく軽いリヤバンパーを外すと遮熱版の後ろにカッパの甲羅の様なマフラー

「うーん、変な形だ~」
 リヤエンジンで後方排気だから、作業はとってもやりやすい
ただしタービン交換は初めてだからちょっと不安もある、知人のT氏のことば

「貧乏は人を成長させてくれる」

ということばに背中を押されながら何とか作業完了
オイルとクーラントを入れ、しばしの暖機の後
豆腐屋さんに買い物を兼ねてテストドライブ
登りにさしかっかった所でアクセルを深く踏み込んでみる
ギヤが二つほどスコスコと落ちて力強い加速で背中を押してくれる。
元のタービンも動き自体はさほど変わらない感じだったので交換中も気になっていたけど
何度も何度も踏んでみて不安が安心に変わっていく

「ありがとう。これからもよろしく」

 小さいけど、いい仕事してます。
俺もまだまだ やらないとね。

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