2010年5月21日金曜日

種 の法則


長野市ではもう紅葉の花が終わり綺麗な種を付けていた。
紅葉や楓の種にはタケコプターのようなプロペラが付いている。
ホウセンカは袋をはじけさせ、
タンポポは風に乗せて飛ばし椰子は海を渡る。

種は大切なもの、あるリンゴ農家からリンゴをいただき食べていた。
「このリンゴ本当に美味しいですね」と言うと
「あんたが食べている所はカスみたいなものだ、一番栄養が有るのは種、次は皮」
確かにそうだ。リンゴが時間がたち腐ったとしても種は一緒に腐らない。
そうならないようにプロテクトしてあるからだ。
防腐、防カビ、防虫、UVカット、抗酸化能力、調湿、耐寒、対衝撃性、ロングライフは当たり前である。種はそれほどに大切なもの。

種に様々な工夫が施されているのは出来るだけ広く遠くに種を散らす為だ。
親の木の枝の下ではその種は大きく生長出来ない。
種には信じられない程の命の力がある。ピラミッドから見つかった米の種もちゃんと発芽した。
セコイヤは5000トンにもなる。驚くのは大きさではなく、そうなるように種に書かれてあるそのプログラムだ。野芝は鹿が食べて一度外の殻を溶かさないと発芽しない。
冬の寒さを越さないと発芽しないもの山火事に遭わないと発芽しない種もある。、檜の種は土に落ちても100年以上発芽のタイミングをじっと待っている。そんな驚異の命の種だが、弱点もある。

今三浦半島で暮らす友人が言った「そこにずっと住んでいると頑固になる」ちょっと極端ないい方だが、そこの地域の常識や考え方に染まってしまう事はあるだろう。
生きていく場所は、沢山ある。神の造られた世界は狭くない。

キリストは「予言者は郷里では尊ばれない」と言った。
別に尊ばれなくとも良いかもしれないが、「一粒の麦」「朽ちない種」と自らを言ったイエスは父の所から下って来られた。
それは最も遠くまで旅した種でもある。
S氏の言われた通りさすが「種の主である」

2 件のコメント:

  1. 皮に栄養があったんかいな???
    種は実に不思議である。中にはそんなに広く散らない種もあるというのに、ドンドン増える。まるでチリ、埃(ほこり)の様に。
    あ~、お金もその様に増えないものかと思ってしまうエシュコルでした。

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  2. 皮の繊維もすごいですが、皮と実の間に多いといわれています『りんごポリフェノール』の『エピカテキン』抗酸化作用。
    生活習慣病予防にいいですね。
    同じカテキン類でもお茶などのカテキンより
    りんごのエピカテキンのほうが、
    より強い抗酸化作用があるそうです。
    りんごの皮にある白い点々は“果粉”と
    いわれる天然の物だそうで、
    テカテカしてるのは、ワックスじゃなくて
    りんごから染み出たリノール酸やオレイン酸
    ただ一般のモノは消毒が気になります。
    虫が吸っただけでえくぼになり、商品価値が下がるからです。一応2週間で効果は消えると聞いてますが、見た目でなく中身で選びたいと思います。

    お金のことは良くお気持ちわかります。
    ただ、クリスチャンと呼ばれる人々も種や食べづらい皮より、ただ美味しいだけの祝福を求めがちなことは、残念です。

    きよい命の木には人間的な消毒をしないようにしたいと思います。
    天にある霊的祝福の全てを頂きたいですから。

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