2010年5月29日土曜日

山ばと

裏庭に山鳩のつがいが草の種子を食べに来てました。
一般にキジバトとも言います。
三枚のガラス越しなので写真が霧かかったみたいになりました。
おしどりと同じく山鳩も、つがいは一年中いっしょに行動するそうです。

鳩も人間と長い関係を持つ動物でBC5000年シュメールでBC3000年エジプトで記録に登場するが最古の記述は聖書創世記八章八節ノアが箱船から飛ばしている。イギリスでは千人以上の人命を救い近年では湾岸戦争にも使ったらしい。
カワラバトを飼い慣らしたものを伝書鳩と言い
それが野生化したものをドバトと言う。(つまり皆同じ)
鳩と書く漢字に九があるのは「クックックックー」と鳴くから(結構単純ちなみに九官鳥は持ってきた中国の九官さんの名を喋っていたから九官鳥、それでいいの?)

1969年日本で第一次ハトブーム(ちなみに第2次は無い、、、)
私も10羽以上飼ってました。鳩を抱いたときの感触やその臭いも好きでした。自転車に籠を積んで隣町の鳩の交渉に行ったり、鳩小屋を作ったりした。何処で放しても必ずと言って良いほど帰って来た。この年の年間脚環登録羽数は400万羽、漫画「レース鳩0777(アラシ)」も登場!
しかし、1970年代を境に、鳩レースの平均帰還率は明らかな低下傾向を辿り、、現在数千羽単位のレースでゴール0羽も起こっているらしい。
ほとんどの鳩は迷子になってしまう。
そこで登場したのが「迷い鳩回収・配送サービス」である。
このサービスは日通のペリカン便で行われていて。ペリカンが鳩を運んでくるという、一見して有り得ない状況が今、日本で起きているという笑えない話。

平和の象徴でもある鳩は幼子イエスの捧げものとされたし
洗礼の時聖霊が鳩のように目に見える姿でイエスの上に降って来たとある
後に鳩を売っている人たちに神殿でそんなことをしてはいけないと言った。

日本の鳩は迷走しているらしいが、政治は迷走する、というよりもほとんど何も考えていなかったゆえの結論とも思える普天間問題。鳩山さんのお陰でますます鳩人気出そうにありません。
福島さんへの「いっそ辞任されたら、」の言葉はいつか自分に帰ってくる事になる。

ヨセフが山ばとを捧げた事は彼が裕福でなかった事を知らせてくれる。
彼は本来自分の子でないイエスをどんな思いで見ていたのだろうか。
聖書にはそんなことは書かれていない。
自分がその時どうだったとかこんな気持ちだったなどはどうでも良いこと。大切なことは誰と共にいたかである。
その永遠である方が鳩のように一生涯共に行動して下さる。
そんな幸いを今日も味わいたい。

この写真を撮った後一羽が飛び立つと、もう一羽も後を追って飛び立った。

空を飛ぶその姿は、小さい頃どこから放されても飼い主の所に戻ってきて私の父の家の屋根の遙か高い空を仲間と楽しそうに旋回する姿を思い出させてくれた。
戻るべき方の所に戻ってくるそれだけで嬉しい。

4 件のコメント:

  1. 鳩が話題になる記事、首相のおかげで少なくないのですが、おチャラけるには悲しく、マジメになるには重苦しい、むず痒いところです。

    ペリカン便の荷物になるんですか。ペリカンに食べられてしまう動画は、YouTubeでありましたね。

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  2. そうですね~、ごもっともです。

    私も見たことあると思います。
    従順となんとかはほとんど一緒ですよ。
    小さい頃すずめを捕ろうと米を撒き、ざるに木の棒にヒモ付けてやったのですが捕れるのは鳩ばかりで、、。

    でもスゴイ鳩もいますよ。「ウィンキー」や「GIジョー」などの鳩はもう伝説ですよ。

    2次大戦中イギリス軍の伝書鳩による伝令成功率は、98%。

    これに対抗してドイツ軍では、フランスやベルギーから大量のハヤブサを放ってイギリス軍の伝書鳩を襲わせます。日本もこれやりましたねコレ。隼作戦

    ハヤブサは、水獲物をとらえるために急降するときは、時速300キロになる。
    訓練を積んだ伝書鳩でも、これには敵わない。
    しかも、上空背後は、視野の広い鳩にとっても死角です。
    狙われたらまず助からない。
    ところが、1942年にベテラン鳩飼育者チャーリー・ブルーワーがフランスに送り出した「エクセターのメアリー」は、幾度もハヤブサの鉤爪を逃れて舞い戻ったそうです。

    ある時は胸を22針も縫う大怪我を負っていたけれど、それでも回復すれば戦地に送られ、必ず戻ってきた。

    最近の研究で、賢い鳩は、ハヤブサが獲物を鉤爪にかけるときに、ほんの一瞬、空中で一時停止する、そのときを見計らって、羽ばたくことを停止し、石のように急速落下することで、逃げ延びることが明らかになったそうです。
    おそらく、メアリーはこの方法で、ハヤブサをふりきり、なんと第二次世界大戦を終戦まで生き残ったそうで。
    この鳩はまさに鳩のように従順で蛇のようにさとい鳩!

    私も見習いたい。

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  3. ハヤブサ、300キロ、惹かれますねぇ。話が違いますがw

    メアリーの話は嬉しい驚きです。目指しませう。

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  4. そうですね話が違いますが、。

    アメリカのモーター雑誌が世界のスーパーカーをあつめて最高速度を競い合いました。フェラーリのF50を初めそうそうたるメンツがそろいました。その時ベンチマークとしてドノーマルのハヤブサ(米では通称Busa)を唯一2輪から持ち込みました。
    結果は他が軒並み300どまりの中
    ハヤブサだけだあっさりと333km/hをたたきだし加速でも圧勝100倍以上の値段のするマシンを蹴散らしました。

    実際は車ではGTRが世界一速いと思っている電気屋です。日本人はすごいのですが、伝書鳩が日本だけ帰ってこないのは日本人の性格が関係あるとも言われています。
    話違いついでで北見には「伝書鳩お断り」と張り出してあるお宅もあるとか
    色んな意味でがんばりすぎる日本人、うーーん

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