2010年5月18日火曜日

名前

土曜日の朝は霜で屋根も白くなっていた。
長野では霜の付く名前がある、霜村、霜田、霜山など地域性が見えて面白く思っている。
あと沢(澤)付く名前は非常に多い、柳澤、中澤、北澤、滝澤、藤澤等切りがない。
聖書の日本語訳は不味いモノがあるが、日本の名前は綺麗だなと、多くの名前を呼ばせていただく事が楽しい。
私は海沿いで育ったので学校は松波小、中と出た、波の付く地名も多い、
能登町鵜川から宇出津(うしつと読みます。津は港の意味で日本中の海岸に名があります)にかけての海岸には、「矢波」「波並(はなみ)」「藤波」と波の付く地名が続き、三つの波を合わせて昔は"三波村と呼んだ。波平さんももとは磯の近くのご出身だろうか。
能登鉄道が有った頃は海沿いをその線になぞって列車が走っていて浪飛沫がかかるほどだった。
写真に見附島がみえるだろうか。島の付く名前も多い。
友人に財部(たからべ)さんがいますが、お金を管理する職業が名前になった形で他には語部(かたりべ)物部(もののべ)さんなどがある。

短命の羽田孜元総理などは元は秦と書き先祖は秦の始皇帝。
私は名前を美しいと思って呼ばせてもらう。日本人の名前は自然からとったものや美しい響きがある。
聖書の中では名前は単なる呼びかけや敬称ではなくその人の人格そのものでもある。
私の姓には萩がある。割と画数が多いので、この日本では生まれてから死ぬまでに何度この名を書くのか思い知らされてきた私には一つの決心があった。
生まれてくる子には出来るだけ少ない字数で画数で、
で3人の子供に恵まれたが皆一文字です。長男は一画だし、長女もアメリカでは一画になる。
それでも適当に決めたわけでもない。一人一人生まれた顔を見て決めた。
読みにくい名や発音し難い名はもちろん駄目。
占いには頼らない、必ずしも当たらないとは思わないが、過去の偉業を成した人のデータなどと語呂合わせがほとんどだから、それくらいは私にも出来る。
一度名前占い師と席が隣になった。
私は「実は娘が生まれたら◎◎と言う名にしようと思っているがいかがなものか」と家内の名を書いた。彼は「この名は水偏(さんずい)が両方になっているすなわち流れる。離婚する事になる名だからせめて◎子にしなさい。」と言われた。ちなみにたまたまだが◎子さんは家内の母の名で彼女は離婚している。
国に名前を付けるのは王、子に名前を付けるのは親、私の魂の親である方も私に相応しい新しい名前を付けてくださる。楽しみだ。

大切なことはまわりに振り回されず、
愛をもって名前もことばも、使わせて頂くことだと思う。

4 件のコメント:

  1. 羽田<秦<始皇帝?
    秦氏はよく民族主義・右派系のクリスチャンが好んで(?)使いますね。古代日本に影響を及ぼしたらしいですが。

    私の地元にもテレビで何度か紹介されている浜があります。
    日本海側は太平洋側と違い綺麗ですよね。しかし最近は漂流物で汚れてきているかな。

    小さい頃に一度だけ廃線になった私電に乗りました。また乗ってみたいな~。

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  2. 秦氏はよく民族主義・右派系のクリスチャンが好んで使います"

    そうなのですか。
    戦に負けて秦を名乗る事がおこがましいと羽田としたということですが、ちゃんと始皇帝までの家系図があります。
    それにしてもあの方もなんだかなーでした。

    私は小海線乗ってみたいです。長野県になぜ海の地名があるかは、当時災害で川がせき止められ12kmx12kmの海の様な池ができたそうです。
    日本最大だったらしいです。

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  3. そうそう、羽田氏の奥様(と息子?)はクリスチャンですよ。
    羽田氏自身は知りませんが。

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  4. そうなのですか。
    知りませんでした。

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