2010年3月27日土曜日

生活必需品

えー、鳥ということで探したら家内の書きかけの鳥がありましたので、勝手にアップします。
私なんかは、こいうゆうものの価値を全くわからない人間で、誕生プレゼントはぬいぐるみとかお人形、飾るモノなどは、「そんなの、何の役にたつ?靴とか文房具とかにしたら。」なんて思ってましたが、
ある時、気づいたのは、自分の心の貧しさ。
一見必用の無いようなものを所有するとか楽しむって豊でないと無理。

最近では、飾ってあるものを見て「いやー、豊ってすばらしいな」
と、貧しかったのに豊にされた自分をみる。

プログラム、生き物の知恵、鳥の愛情 以前にテレビでこんなシーンを見ました。(多分25年程前、野生の王国だったかと。どれだけ以前やねん)
1羽の鳥が草原の巣に産んだ卵を暖めていて、色んな動物や蛇などから卵を守るために時には戦い時には傷ついた演技をしていくものでした。
最後のシーンでは遙か地平線の先で降った豪雨の為に洪水が押し寄せて来る。
哀れ、卵は濁流に飲み込まれて親鳥はギリギリで飛び立ちます。
見ていて悲しくなりました。
愛情と自然界の厳しさ、、、ああ無情。

そのあと沢山の動物を見てきた方の解説がありました。
鳥は悲しみに沈まない、実は結構平気で、来年の産卵のシーズンまで子育てに忙しくすることなくお気楽に過ごすらしいとのこと。
ええっ!そーなの?あの自分を危険にさらしてまでも守った愛は???
春になると雀やツバメの子育てを見かけます。
ピヨピヨと鳴いて巣から首を伸ばし、ミミズなどを取ってきた親鳥に自分をアピールします。
親鳥は一生懸命朝から晩まで働きます。
ある実験があります。
鳥の巣に私たちが見て雛とは似ても似つかぬ電池で動く黄色いくちばし状の枠がぱくぱく動く物を入れておきます。
中心が赤くてその回りが黄色いだけで親鳥は変わらず死ぬまで餌をその中に入れ続けます。
普通の雛なら成長するとくちばしの回りの黄色が消えて大人になってきます。
すると親鳥は餌をやらなくなる。
腹が減る仕方なく成長した子は飛び立つ、しかもまだ飛ぶことが下手なひなは強制ダイエットで体重が激減するから初めてでも簡単に飛べる。
もし親鳥が人間でいう大人になっても甘やかせて餌をやり続けていたら、飛ぶ必要もないし、飛んでみても肥満で、、となる。
60歳になろうというのに卒寿になる親に今度新車を買うからお金をもらいに来る娘、お年玉と孫に過剰な金額を与えるお婆ちゃん。(50万円!鳥つながりの鳩ちゃん程ではないが)
私はお年玉をあげたことがない。馬鹿な自慢です。
親戚が多く本家の跡取りとして生まれた私は過分なお年玉を毎年もらった(ボッシュートになることも多かったが)。
それらは私に益になるどころか害にしかならなかったという個人的経験をもとに叩き出した論理で決してケチだからではない?

生き物にも心が無いとは言えない。
高等と言われる動物の中にはノイローゼになったり精神的な病気もあるかもしれない。
動物を見ることは好きだが、動物園は可哀想に思う時もある。
しかし、人以外の動物は歌ったり、何かに祈りを捧げたり夕焼けに美しいと感動したり自分は何者かと星空を見上げる事をみたことない。
あまりにも複雑でバラエティーにとんだプログラムなので、人が読めないだけ。
ただ、たとえプログラムであってもそのプログラムには愛情が織り込んであることはわかります。
人の行動の方が愛がないと思うときも多々あります。自由って色んな意味で凄い。
そこまでのリスクをわかっていて、自由を与えた方は本当にすごい。
神様の信仰はすごい。

良く考えたらオレも別に必用もなければ、何の役に?
でも、いつか神の家に飾られてみたい。

「ゆたかさって、すごいなー」

3 件のコメント:

  1. 無駄が服を着て歩いているようなSaltですが、無駄こそ豊かさだと思っているので、これまで大して落ち込まずにこれました。

    マリヤが注いだ香油は無駄になったのかといえば、実は一番イエスの役に立ったわけです。

    実用的でないものと実用的でないものがあるとしたら、実用的でないものをなぜ欲するのかということの中に、プログラムの秘密や深さがあるように思います。

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  2. イエスが来た目的は「死ぬ」こと。
    日没近くで埋葬の準備も出来なかったイエス。
    私たちには失敗はありますが、(ばかりですが)
    彼には失敗はないのですからありがたいです。

    だから全て彼に任せておけばいいのにね、ほんと
    無駄口も多い電気屋でした。

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  3. さすがにSaltさんは奥が深いっすね~。感心します。

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