2013年6月30日日曜日

蕎麦


英語は単純な言葉ではありますが、蕎麦の事を buckwheat (牡)鹿小麦という一応小麦のジャンルに入れています。
日本語でも一段劣るモノにはイヌビワとかヘビ苺などと動物の名を冠して使います。
確かに収穫量は決して多くもなく、経済成長や生活水準、GNPなどとは結構離れた所にあるように感じます。
かつての専売公社が葉タバコを奨励していた時期も終わり、長い間(おそらく40年程)作り続けてきたタバコの栽培に替わり蕎麦畑が増えていくのは平和な気にさせてくれる。

タバコはその成長の速さなどから、土地を疲弊させていく植物ともいえます(大量生産の時はですが)。
それを化学肥料の大量投入やクロロピクリンなどの強烈な殺虫剤で、殆んどお金の為だけに作り続けていく農業という感じを持ってました。
つくりてにとって、実りの満足や喜びがこれほど少ない作物も珍しいと長い間、感じていました。
戸隠では大事な収入源でありいまや、高級な食べ物になりつつある蕎麦ですが、私の中では「貧しさ」こそ蕎麦の醍醐味だと思っています。

朝、散歩していたらカメラをセットしている方がいて話をしていました。
最近は携帯の電波塔があちこちに立ってそれを写さないようにするのが結構難しいのだとか
便利さ豊かさ故の事





良寛和尚が旅に出るときには二冊組の『荘子』を携えていたという記録があります。
荘子の本のなかに、「貧しさ」について書いてある部分があります。

「わたしは貧しいけれども、疲れてはいない。病気でもない。自分の思想を行動に移せないことが、“病気”である」




 
「焚(た)くほどは 風がもてくる 落ち葉かな」

         良寛





「我と筆硯と何の縁かある 一回書き了わってまた一回 知らずこの事 
 誰にか問わん 大雄調御御人天の師」

         良寛  

縁の不思議、それを知っているのはただひとり天の師だけである

2 件のコメント:

  1. 今や煙草はすっかり世の中の敵ですね。まあ、世の中の流れにはどうも・・・な感のあるSaltです。

    蕎麦の高級感もあんまりよくわからないし、オーストラリアの小麦で打つ讃岐うどんも謎だらけですが、食用の穀物や野菜の管理された自然の景観は非常に美しいな・・・と思います。

    「神の恵みを正しく管理する」という、罰ではない労働の型を感じるからでしょうか。

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  2. Saltさん どうもです。

    納得の行く時代も無かったと思いますが、
    この時代に生まれ落ちた不思議を感じる毎日ですが、
    美しいモノは美しいですね。

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