2013年6月14日金曜日

山国の朝


まだ少しだけ薄暗い 湿度が高めで半袖で走り出すと空気中の水分が肌に冷たく感じる。
太陽が雲間からゆっくりと登ってくる。カラマツの形に白い光の帯が出来る。
この古いモトグッチで農道を進んでいると本当に耕運機の様にエンジンの角の取れた鼓動がする。
ただこいつの本領はショートストロークで設計された高回転でのクルージングでもある。
その辺はハーレーとはまた違った味を持っている。

ちょっと景色のいいところを探して舗装してない所に進んでみる。
車重がGSほど重くなく重心は低いから扱い易く土の上でも不安は感じない。
最近のグッチに比べると随分低い所にエンジンのシリンダーがある
(BMも同じ傾向を持っているが)
膝小僧では無く弁慶の泣き所にヘッドカバーが置かれている。
狭い道を楽しんだ帰り道広くてなだらかな曲線を描く道にそって軌跡を楽しむ
こいつも極東の島国で走ることは不思議だろうし、
私もこんなやまぐにで朝を楽しめている事も不思議だ。

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