2010年7月3日土曜日

フサスグリ

外で働く事の多い私だから濡れる事は好きではないが、雨はなんだかホッとさせてくれる。建物で一番大事な所は基礎だが、2番目はと言われれば、柱、梁、間取りではなく、ノアの洪水以降は、屋根だと思う。
壁は無くとも何とかなるが屋根が無いと建物とはいえない。
雪や雨、夏の日差しや枯れ葉まで受け止めてくれる屋根はすこぶる具合が良い。
テラスに屋根をつけてからは雨が降っても外に出て結構くつろいでいる。
冬に半袖と同じような、贅沢さを味わせてもらっている。
雨が好きな人はあまりいないかも知れないが、最近はいい感じがある。

もし、梅雨の時期が日本に無ければ、夏は連日40度を超える気温になる。
この前たけしさんの特番で中国の奥地の方の水の苦労している家族を報道していた。
日本は水に恵まれている。

この時期フサスグリが綺麗な液果を付けている。甘酸っぱいその中に十分な恵も詰まっている。

この前ハウスウェディングで雨の日式を挙げさせていただいた。
ホテルと違いガーデンスタイルの結婚式場は天気による影響が大きい。
ほとんどの新郎新婦は当日の天気を気にする。
その時の花嫁のお父さんが「今日の雨は良い雨 だ。」としみじみ言っていた。農夫である父はさすがに深い。
テレビや本で読むだけではわからない事が、経験の中で育っていく。
今だけを見るのではなく、その先にあるものを見つめるゆとりこそが、今日の魂を満足させてくれる。

2 件のコメント:

  1. 雨の降り方を味わう情緒が失われつつありますね。

    返信削除
  2. 今の時代 限定の雨を楽しみ 味わう事はすばらしいですね。

    土を押し流す雨もあれば、土に染み込む雨もある。

    天の恵みを受け取らない土もあれば、
     
    十分受け取り日照りが続いても 
    なを 
    潤いを失わない耕された土地もある。

    返信削除