2010年7月5日月曜日

沢ガニ

石を積んだり並べたりする事は楽しい。木をいじることが好きな人ならやってみると、ほぼ必ず、はまるのが、石組み。最初は重くて硬くて泥だらけになって何だかなー。って思うのですが、少し形になってくるとこれが、実に面白い。
夢中になって、続けてやりすぎて、腰や、手首、足首がガタガタになってくる。
単純だが頭を使う、そして作った後の状態を見るに付けほれぼれとしてしまう。
久々に家内のリクエストに応え少し石を動かしていたら、沢ガニがいた。家を作るときもいたから、私が住むずっと以前から住んでいて、出来ればこの後も同居させてほしいと思う。(時々家に入ってきて、困るときもあるが、、)
かつては日本の沿岸におそろしいほど住んでいた。アカテガニも最近はコンクリート化が進みあまり見なくなってしまった。
ドイツでは20年以上前から河川のコンクリート工事部分を取り壊し、自然の状態に近づけているのに、まだ日本ではコンクリートは建設工事の花形である。
鯨やイルカをまもる精神も立派だが、守ってやってるという精神はどうもね。
小さないのちを楽しむことが、結果として大きな生き物や自分自身を愛することになると思う。日本で唯一の純淡水域で生息する沢ガニは私の並べた石を忍者の様に登って石のスキマに入っていった。

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