2010年4月24日土曜日

ベルの息子


携帯が突然鳴った。
いつも電話とはそんなものだが
故郷の先輩夫妻が「今、塩尻」これから来るとのことで
2日雨で体を動かす目的のプールから慌てて揚がってきた。

彼は7歳上でバイク以外接点はない。
しかし、それだけでも共有出来ることは悪くない。
「夕食どうしよう」とか「ひっとしたら泊まるかも」など
いわゆる旅人をもてなすことはめんどくさい事もある。
ただ、「お前のところに寄るから」と言うその気持ちが嬉しい。

誰しも何かののスタイルを持っている。
ただ、それしか認めない事になると狭い付き合いしか出来なくなってしまう。
彼はBMWに乗っているが、「これが一番」「これ以外はバイクではない」
となると私は彼とは楽しむ所を見つけることが出来ない。

良い意味での「私は私、あなたはあなた」の中での刺激を楽しみたい。
”共に苦しんだ友より、共に喜び合える友のほうが、、」という話もある。
私にすれば、片方が出来たならもう片方も付いてくるハズだと思う。

彼とは、去年バイクで高速道路一周という無駄な楽しみを共にしたから
3ヶ月前に彼が事故で指を落としたと、聞いた時、病院に向かった。
実は今回も「外泊許可をもらっての奥様と犬の旅」だそうだ。
悲しみや苦しみを只それだけで終わらせず、
楽しみや喜びを見つけることが出来るなら人生は決して悪いものではない。
楽しみや喜びが、苦しみや悲しみを越えさせてくれる

久々に実家に帰れてリッラックスするサンダーさん(犬)を見て、
天の実家に戻ったときの私を見させてもらったようだった。

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