2010年8月15日日曜日

釜友

お米は玄米のまま保存しておき食べるときに精米して頂くと美味しいのは良く知られています。
玄米の成分は防カビや抗酸化物により守られているからです。
それで精米器を自宅で使っている方も多いかも知れませんが、
精米の方法は大きくわけて2種類ありカッターなど高速回転する(ジューサーみたいな)刃物で精米するのと、ネジネジに通しながら米をもって米を削る方法があります。
前者はコンパクトで速いです。最近の市販品はほとんどこれになりました。
私もヤフオクなどで探していたのですが、近くのリサイクルショップで昭和レトロな物を格安で見つけたので急遽これになりました。実家でも発動機で動かしていたタイプの電気式、ずいぶん便利になりました。
でも、まだでかくて重い。

このタイプのメリットは消耗が少ないことです。
刃はやはり切れなくなってきます。するとお米がミクロで見るとボロボロ状になって炊きあがり時美味しくないと友人から聞いています。
その点、旧式のは米をもって米を削るので基本的に減らない構造、もちろん世の精米屋さんもこのタイプです。
短時間で削らないのでお米の温度が上がりにくいです。ただ時間効率上精米時間が速い物ほど温度は上がりやすいです
終わった後手を入れてみるとほんのり人肌程度でしょうか。
ご飯の味は、田んぼからの収穫後の乾燥に天日干しでやるか乾燥機でやるかとも関係します。
米は生鮮食料品です。適温で保つ程新鮮長持ち。
乾燥機は速く天候に左右されなく便利ですが、石油を使い熱風で乾燥するので、天日より味は落ちると言われてます。

父はハザを作り架け、干して天気と相談しながら脱穀をする。
効率を優先して置き去りにしてきたものが私たちの周りにはあまりにも、多いような気がする。
まあ私はケチな上にコイン精米所行くことが、面倒だから自分で持っている訳でしてお金があればこんな手間な事はしていないかもしれません。
イスラエルでのパンは日本ではご飯でしょうね。
天の父は時間や手間は惜しまず実った麦を天日に干して完全に乾かせます。
それも良いご飯(パン)となるひとつの通過点だと思います。
その後殻を割り風で吹き散らし、米を米で時間をかけて削っていきます。
水に入れられ何度も研がれ、沢山の米粒は一つの釜で 火にかけられて食卓に整えられて並べられます。

5 件のコメント:

  1. 米は食品の王様ですね。日本に生まれたことを時々情けなく思うこともありますが、米食ってる時は、「日本人で良かった」とかなりマジに思います。

    「効率を優先して置き去りにしてきたものが私たちの周りにはあまりにも、多いような気がする。」

    本当にその通りです。どんなものであれ、効率よく「価値のあるもの」を生み出すのは難しいです。

    考えてみれば、「罪人の贖い」ほど効率の悪いものはないですから。

    聖書のまわりくどさ。

    いのちの成長は非効率ですが、逆にそれが合理的なのだと思います。

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  2. Saltさん

    「米は食品の王様」本当ですね。
    アツアツの炊きたてのご飯はそれだけでご馳走です。
    玄米だとほぼそれだけで人が生きる為に必要なモノがあるそうですね。
    以前テレビで新潟の方がチベットだったかヒマラヤの近くに農業伝道に行って、そこでも米を作るわけです。
    年に2~3回くらいしか食べれないお米を、お爺さんが泣きながら食べて「ご飯って本当においしい。」と言っていたのを思い返します。

    お米とか御飯と言いますが
    おパンとか御パンとは敬語好きな日本人も言いませんね。コンサートの後のおビールおいしかったですか。

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  3. おビールは召し上がりませんでした。時々ものすごくビールも飲みたい時があるんですが、日頃はほとんど飲まないのです。

    確かにライブの後に冷えた生ビールはうまいでしょうね。でも、たいていは機材搬入のため車のことが多いので、その御褒美はおあずけが続いています。

    今回はソロだったので、練習も打ち上げもさびしいですよ。音楽もみことばと同じで分かち合うなかまがいないと味気ないものです。ビールも乾杯する相棒やなかまがいるから10倍美味いんです。

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  4. そりゃ天が
    ますます楽しみですね。
    分かち合えない仲間がいないわけですから。

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  5. あ~、その気持ちすっごく分かる!! 舞台搬入はまだしも搬出は終わった後の淋しさも手伝って、オアズケになってしまうのは味気無いですよね。でもそういう縁の下の人がいるからこそ、感謝と共に続けられる訳ですよね。

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